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2007年03月 アーカイブ

2007年03月04日

会計ソフトの進化

確定申告の季節である。10年前の処理を調べたくなって、平成8年の会計データを開こうとした。データはあるのだが、 対応するソフトがインストールされていない。フロッピーを探しだしてインストールした(当時はアプリケーションの提供はフロッピーだった)。 この点、電子データの不便さを実感。対応するアプリケーションがなければ、どうにもならない。ここ数年は、 必要なものはすべてドキュワークスに出力してあるが、このころのはバックアップデータのみ。

試算表を開いて該当科目をクリックしたが、帳簿が開かない。今は、当たり前のように、やっているが、当時のソフトには、 そういう機能がない。現在はビズソフト会計を使っているが、勘定科目に下に内訳の補助科目が表示され、折りたたむこともワンクリック。 仕訳を振替伝票に変換したり、元帳や補助元帳で自分方の科目の変更も簡単だ。何より感じるのは、当時はアウトプットは「紙」が前提だが、 今のソフトは画面で確認して処理を行い、必要なら結果を印刷というつくりになっていると思う。

現在は、データのチェックをするには集計表を開き、そこから細部(元帳、補助元帳)をみていく、消費税についても同様だ。 10年前のソフトをみて改めて気がついたが、当時は、こういうことはできなかったのだ。検索機能もしかり。 ソフトの進化が仕事のスタイルを自然に変えている。

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2007年03月05日

「社長の経理ナビ」は楽しい

先月(2月) 13日、 社長の経理ナビを使っている(使ってみたい)お客さんを対象として社長の経理ナビのセミナーを行った。参加者からは 「面白かった」「楽しかった」という感想をいただいた。このセミナーの参加者以外でも、このソフトをみると「すごい」「楽しい」 「面白い」という声を聞く。これは実に、珍しいことだ。業務ソフトのセミナーで「分かりました」とか「役に立ちます、便利」 というような感想はあっても「楽しい」という声を聞いたことがない。

これはなぜだろうと考えてみると、私にもその理由は何となく分かるし、私もこのソフトを使うと楽しい。従来、帳簿や簿記といえば、出納帳、 銀行帳、売掛帳、買掛帳、その他もろもろ。そして、出金伝票、入金伝票、振替伝票。これが、会計ソフトを導入して、 パソコンで処理しても転記や集計の手間が省けるというだけ。これらは複式簿記からみれば、 仕訳日記帳や総勘定元帳を作成するための一部であり内訳であった。これがなければ損益計算はできないし、ひいては決算書ができない。 その意味で欠くことのできない事務である。

ところが、実際の経営では、これ以前に売掛金や買掛金がどうなっている、回収予定は?支払予定は?という管理は、 何らかの形で必ず行っている。しかも、それは日々刻々変化している。これらの管理は、決算をやるための会計だけでは、答えは得られない。 社長の経理ナビの目的はここであって、自分が今知りたいこと、これが見える、管理できるということが「楽しい」 という感想につながるのでないだろうか。

 

2007年03月06日

予定、予測、予想

社長の経理ナビには「収支予定表」がある。というより、これがこのソフトの目的であり中心かもしれない。また「収支予測グラフ」 というものもある。「予定」「予測」これ以外にも「予想」という言葉がある。いずれも現在からみて将来の事柄だ。 気になって念のため辞書をみる。「予」は、前もって、という意味。後は字の通りである。予定=前もって定める、予測=前もって推しはかる、 予想=前もって見当をつける。同じ将来のことでも予定、予測、予想の順番に確度が高いようだ。

これらが厳密に実務の世界で使い分けられているのか私には知識がない。「予定」ということを考えてみる。商品を納品し(相手の検収も済み) 請求書を出したということは、債権の確定である。通常の会計ではこれを売掛金の発生ととらえ、債権の確定と認識する。しかし、 資金収支という点でみたらどうなるだろう。これが現実に回収されるまでは「予定」である。債務についても同様だ。実務では「資金繰り予定表」 と呼ばれるものがあり、金融機関などから作成や提出を求められることがある。月末や翌月までの予定表なら「予定」 だが半年やそれ以上となると、まだ発生していない債権の回収予定や支払いまで記入することになる。言葉にこだわれば、これは「予定」 ではなく「予測」か「予想」であろう。しかし「予想」はどうも「はずれそう」なことを連想して、具合が悪いのか「予定表」という。

話を本題に戻す。資金繰り予定表の予定は債権が確定していなくても順当に推移すれば発生し回収されるであろうものを記入する。予定表は、 名前は「予定表」でもその実態は「予定」と「予測」が同一のカテゴリで混在している。ところが、である「社長の経理ナビ」の収支予定表は 「予定」と「予測」がきちんと区別されているのである。これは驚きだ。一見、表計算ソフトのセルのようだが、 同一のセルに二重に数値を保持しており、チェックのオン、オフでこれが切り替えられ、収支(すなわち差額)が自動計算される。(続く)

 

2007年03月07日

予定、予測、予想(続き)

続き

次に支払いついて考える。金銭債務が発生し将来において金銭給付(すなわち支払い)をしなければならない原因の多くは契約による。 この契約は実務では大きく三つに大別できる(全くの私見で学者などの意見ではありません)。

1番目が商品、 サービスの提供の対価であり、日本特有(?)の、〆という慣行によって、支払日が決まっているものである。 会計上は仕入などの相手勘定で買掛金勘定がこのグループの代表だ。

2番目が家賃や金銭消費貸借 (借入金)やリース契約のように、過去に結んだ契約により金銭の支払日も、金額も決まっているもの。 会計上の勘定科目では地代家賃、借入金、支払利息、リース料などである。

3番目が電気料、 電話料などのグループである。このグループは2番目と同様であるが、 金額が変動する。

将来の金銭給付をこの三つのグループに分けて考えることが、社長の経理ナビを設定する場合のポイントである。収支予定とは、残高 (今いくらある)、と入金予定、出金予定を一つにまとめたものである。したがって、入りと同列に出も考えなければならない。この「出」 の主なものは上記の3グループのいずれかである。

予定、予測、予想という話に戻ると第1グループは納品書が届くたびに支払いの 「予測」が可能であり請求書が届けば、それは「予定」として確定する。第2のグループは、 契約を結んだ時点で、その契約の終わりまで予定が確定する。第3のグループは実績や、 操業予定などから、かなり将来まで予測が可能である。これを収支予定表に登録すれば収支予定表の重要な三つの構成項目である 「出」の設定ができる。

しかし、収支予定表はこれだけではない。続く

 

2007年03月14日

予定、予測、予想(その3)

続き

ここで予定と予測の話に戻るが、既に請求済みで回収予定が決まっているもの、支払いに関しても確定しているもののみで集計しようとすると、 せいぜい翌月までしか予測できない。これらの確定した予定(ややこしい言い方だが)だけでなく、 これまでの実績などから想定できる売上があるはずである。これ以外にも、建設業などで、工期が長ければ、今月は売上として計上されないが、 3ヶ月先に売上が計上されるというような場合もある。 このように、制度会計では債権の発生ととらえることができないが、継続的に事業を行っていれば「予測」できるものがある。 これらを織り込まなければ3カ月先、半年先の収支予定表は作成できない。社長の経理ナビは、 これらの確定していない数値も扱うことができる。ここまでをまとめると、「予定」と「予測」 という異なるカテゴリーの数値を集計できるだけでなく、別個のカテゴリーに属する数値であることが区分され、 しかも切り替えができるということである。これは紙ベースでは不可能なことである。

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2007年03月16日

確定申告でGrooveを使う

ちょうど確定申告の期間中にGrooveの試用期限がきたので、 製品版に変換した。Grooveを使っての初めての確定申告である。 今回は税理士事務所と顧客という使い方ではなく、事務所内部の使い方の紹介である。

確定申告書の作成といっても、事務所内部で完全に何から何まで一人で行うというとはめったにない。やはり、 一人の申告書の作成は一つのプロジェクトであり、関係する者のコラボレーションだ。せっかくGrooveがあるのだから、 確定申告一つについて一つずつワークスペースを作成した(もちろん非常に簡単なものは作成しないが)。 そのワークスペースのファイルツールに前年、前々年の会計ソフトのデータや申告書をおいた。必要な場合はメモや資料もおいた。 基本的にビズソフト会計に移行したので、前年度ファイルを繰り越せば18年分の入力ができる。ここで、関係者の招待である。 関係者といっても今回の例では事務所の職員だけである。これで共同作業が可能となる。 到着した資料で参照が必要なものはスキャナにとってファイルツールにおいておく。その他に、 ディスカッションツールに進行状況をメモしておけば、進行状態がわかる。

ノートパソコンにもワークスペースの複製があるので、 ノートパソコンを持って外で打ち合わせ入力等の作業を行い事務所に帰ってネットワークに接続すれば事務所パソコンのデータが同期される。 縷々書いても、使ってみないことにはわからないと思うが、Grooveで仕事が変わった。 どこが変わったか(次に続く)。

参考アーカイヴ

 

2007年03月27日

確定申告でGROOVEを使う(2)

何が変わったのかと考えてみると、まず作業ファイルの置き場所である。確定申告に使うツールとデータは、会計ソフトのデータ、 スキャナでとった資料、EXCELで作成したメモ、 所得税申告ソフトのデータなどである。これらは昨年までは、それぞれバラバラのところにあった。今年は、 申告書作成を一つのプロジェクトと考え、ワークスペースを作成した作業中に必要なものは全部そこに置いた。ただ、 残念なのは所得税申告ソフト(「魔法陣」を使っている)のデータだけは、1件につき1ファイルでないので、 これができない。これについては作業結果をドキュワークスで出力してワークスペースに置いた。

こうした場合のメリットはというと、まず、資料を探す手間が省ける。 昨年の資料や申告書も含め参照すべきデータ、作業するファイルが1か所にあるということは言うまでもないがとても便利だ。また、 作業をいつ中断しても片付ける必要がない。来客があればワークスペースを閉じるだけ、これも便利だ。

2007年03月30日

社長の経理ナビセミナー

実務経営サービスさんの「社長の経理ナビノウハウ講座」 の講師をお引き受けしました。

平成19年4月17日(火曜日)14時からです。場所は八重洲ダイビル。

 

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