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2008年02月 アーカイブ

2008年02月01日

経理ナビの出納帳

経理ナビ出納帳

経理ナビでは帳簿オプションを使うと格段に使う勝手が良くなるので、私どもの事務所では、これを使うことをお勧めしてしています。 帳簿オプションを購入(ダウンロード)すると現金出納帳や銀行帳、売上や仕入関係の帳簿が使えるようになりますが、今回は、 まず現金出納帳について。

 

キリの良いところからは間違い

「経理ナビで出納帳を始めましょう」というと次のような意見?などに出会いますが、いずれも間違っていると私は思います。

キリの良いところから始める。

経理ナビに移行するのでさかのぼって期首(個人なら1月から) からつける。

これはそもそも出納帳が何のためにあるかという根本的なところで考え方が違うのです。

 

出納帳の目的とは

現金出納帳を何のためににつけるかという目的の第一は金銭管理です。今朝有ったお金から使ったお金を差し引きしたものが手元に有るはずです。 これを確認することが出納帳記帳の目的です。ここで必要なデータ項目は(1)今朝いくらあったか、(2)今日の入金は?(3)今日の出金は? の3項目です。

金銭管理が目的だとすれば、キリのよいところから始める必要はないのです。金銭管理は必須の業務ですから、日常的にやっておく必要がある、 キリのよいときから始めるという性格のものでありません。「キリのよいとき」という場合、決算が終わったらとか、 来月1日からとかを意識した言葉だと思います。 この考えも間違っています。

 

過去の取引は残高にすべて凝縮されている

今、手元にあるお金はいくらでしょう?これが現金残高です。この残高は会社を始めて以来のすべての入金と出金の差額です。 過去の入金と出金フローすべてが凝縮されたものが手元の残高です。これからの金銭管理を考えれば、今、 手元に有る残高からスタートすればよいのです。

 

期間損益計算と現金出納帳

しかし、いかに現金残高に過去のフローが凝縮されているからと言って、過去のフローが分からなければ、今年の決算書は作れません。ここは、 今まで、やっていた方式の金銭管理が記録されたものを使うしかありません。これは、会社によっては手書きの出納帳であったり、 会計ソフトのデータかもしれません。現金出納帳の目的の二番目はフロー(入金や出金の動き)の記録を残して「会計帳簿」 にデータを渡すことです。

 

経理ナビの出納帳は「作る」のはなく「出来ている」

会社は法令の規定が有る無しにかかわらず金銭管理はやっているし、必須です。 同時に法令上の義務である決算のためにも帳簿を作成する必要があります。経理ナビの出納帳は、「作る」のでなく「出来ている」 と考えると分かりやすいと思います。思い切って「帳簿をつける」という作業をやめてみましょう。カレンダーから「出金」や「入金」を登録し、 一日の最後に帳簿を開いてみてください。残高が計算された帳簿が出来ています。ここで、手元の現金と確認してみてください。

もちろん、取引数が多い会社は、これでは間に合わないかもしれませんが、思い切って「帳簿はつけるものでなく、出来ている」 と割り切ってみるのも一つの方法です。

 

経理ナビの帳簿を「会計」に送る

出納帳の目的の二番目、入金と出金フローのデータを会計に送って集計しなければ、決算はできません。この点では経理ナビは「仕訳書き出し」 機能があり、テキストデータを会計ソフトに送ることができます。この段階になると「会計」特有の知識が必要になるものもあります。しかし、 日付、支払先、金額、支払の内容がきっちりと記入されていれば、会計データへの変換は必ずできるので安心です。上記の項目は、 金銭管理という点からも必須の項目です。経理ナビで金銭管理を始めた日からのデータを会計に送ればよいのです。

 

 

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2008年02月05日

経理ナビの帳簿

経理ナビの帳簿

経理ナビには次の帳簿があります(いずれも帳簿オプション)。

1.預金通帳

2.現金出納帳

3.売上帳

4.売上回収帳

5.仕入帳

6.買掛支払帳

それぞれに役割と特徴がありますが、従来の会計ソフトと違う特徴があります。その最大の特徴は(私見では)、帳簿は「作る」ものでなく 「出来ている」という考えが根底にあるということです。

 

企業が帳簿を作成する目的はといえば、企業の活動を記録して、最終的には決算書をつくる、 その構成部分としての個々の帳簿という考え方があります。これは、簿記の目的として当然です。この考え方からすると「現金出納帳」や 「預金出納帳」は、帳簿体系全体の中の一構成部分とうことななります。しかし、企業活動で必要になる帳簿はこれだけではありません。

 

売掛の消し込みはどうする

一例を挙げます。請求書を発行すれば、そのお金が入ってきたがどうかの消し込みが必要です。売掛金という債権の管理です。日本では古来、 この作業を「帳消し」と呼んだそうです。債権記録(大福帳)を消し込んで消滅した債権と、未回収の債権を管理していたのでしょう。

では、現代ではどうしているかといえば、やはり「帳消し」は、必須の作業で、何らかの形で、どこでもやっています。

 

売掛帳では消し込み作業はできない

帳消し作業で「売掛帳」は、便利でしょうか。「売掛帳」とは、得意先別に1ページ作られ、 左に請求、右に回収が日付順に記帳され、残高が計算された帳簿のことで、いうまでもなく、これが標準的な帳簿です。 この帳簿を消し込みに使うには欠点があり、不便です。日付順であり、請求と回収の関連づけがなされていないので、 分かり難いのです。しかし、ある一定期日(例えば今月末)債権残高の検証のため、この形式はどうしても避けられません。 まわりくどい説明ですが、実際に消し込み作業をやっている人ならすぐにわかると思います。なぜなら、消し込み作業は、 売掛帳を使わず独自の方法でやっていると思われるからです。

 

現代の「帳消し」は「売上回収帳」で

経理ナビの「売掛回収帳」は、この消し込み作業をやるために特化した帳簿です。売上債権とその回収は関連づけがなされています。 実際に試してもらうのが一番手っ取り早いのですが、経理ナビを使うと「消し込み」は、次のようになります。

 

経理ナビで請求書を発行すると

経理ナビで請求書を発行(若しくは売上を登録)すると次の帳簿が自動的に作成(記帳)されます。

売上帳の請求欄

売上帳の回収欄(予定としてブルーで表示)

売上回収帳の売上金額欄

売上回収帳の回収金額欄(予定としてブルーで表示)

預金通帳の入金欄(予定としてブルーで表示)

 

売上帳は特定の期日(月末等)の債権額の合計を把握するために必要です。

売上回収帳は「消し込み」作業に使います。売上回収帳の消し込み作業は、予定通りに入金があれば、回収欄をチェックします。予定より遅れた、 若しくは一部しか入金されなかった場合は「回収修正」という作業を行います。

 

回収帳で消し込み作業をすると

売上回収帳で回収作業をすると次の帳簿に記載済んでしまいます。

売上帳の回収欄の予定のブルーが確定の黒に変わり売上帳の記帳が完成する。

預金通帳のの入金欄の予定のブルーが黒に変わり預金通帳が完成する。

 

最初の話に戻りましょう。経理ナビの帳簿は「作る」のではなくて「出来ている」のです。こう考えて運用すると、 このソフトの使い方が見えてくると思います。

 

以下、続きます。

 

 

 

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