経理ナビを使い始めるためには、もちろん最低限度の項目設定が必要です。普通の販売管理ソフトや、会計ソフトを使ったことがあると、 データを入れるためには「開始残高」を登録してからと考えてしまいます。しかし、経理ナビは、得意先設定や仕入先設定の「開始残高」 の登録をせず、いきなり使い始めましょう。
開始残高の登録は何のため
開始残高は1回しか登録できません。 根本的な問いかけですが「開始残高」とは何ですか?今現在の残高ですか?何のために登録するのでしょうか?
経理ナビを使う目的は資金収支を計算するため、資金予測のためのはずです。経理ナビでは、次の帳票が「今現在」 を正しく表示していることが大切です。
1.売掛残高一覧表
2.売上帳
3.売上回収帳
4.買掛残高一覧表
5.仕入帳
6.買掛支払帳
これを正しく表示するための「開始残高の登録」。確かにそのとおりですが、この残高は日々変わっていきます。
開始残高を登録する余裕があれば別ですが、むしろ、今すぐ請求書を発行する、支払を管理するなどの実戦的な使い方をしましょう。 残高登録に何日もかかるようなら、その都度修正が必要になってしまいます。
残高を正しく表示させるために
今現在の残高が正しくないと、いつまでも運用を始めることができません。そこで次のような方法がお勧めです。
これから(本日以後)に回収予定がある売上
これから(本日以後)に支払わなければならない仕入
これだけをリストアップしてください。
リストアップする項目は次の3項目です。
1.相手先
2.金額
3.決済期日(回収予定日・支払予定日)
リストができたら、取引カレンダーで請求書を発行した日にちに移動し、そこで売上と回収予定日を登録してください。仕入も同様です。
これで準備完了です。もし、運用を始めて「漏れ」に気がついたら、すぐに補正してください。
帳簿や集計表の意味を考える
売掛残高一覧表は何のためにあるのでしょうか?これは、これから回収する予定のもの管理するためです。予定通り回収されれば「消し込み」 処理をし、予定期日に入金がなければ再請求等が必要です。
買掛残高一覧表は、「どこに、いくら、いつ」支払いがあるかという資金需要を管理するためです。
開始残高の登録に手間取るより「登録しない」という割り切りが必要です。「過去」ではなく「将来」が大切なのです。