中小企業でも、米ドル口座の預金があり、取引もドルで行われるというのもさして珍しいことではなくなった。会計ソフトを使っていて「ドルはどうやって入力するのですか」とう質問を受けることがある。会計ソフトの出口である決算書や元帳は、最終的には円貨に換算して表示せざるを得ないので「円に換算して入力してください」と回答することになる。
しかし、以前から不満に思うのは、様々な拡張機能満載している市販の中小向け会計ソフトが、マルチ通貨を無視していることだ。ここは、何とかならないものであろうか。
マルチカレンシー対応といっても、外貨で入力した数字から円貨の仕訳データを自動生成するような本格的なものでなくともよい。外国通貨(預金)、外貨建債権、外貨建債務を、外貨表示のまま入力しておける帳簿があれば便利である。仕訳データは、この記載を基に手計算で換算して入力することになるが、処理済みのものとそうでないもののチェック欄、処理日付、換算レート欄などがあれば十分である。
なお、ビズソフトの「ツカエル会計」には「関連ファイル管理」という機能があるので、表計算ソフトで、外貨帳簿を作成しておけば、上記と同等の管理は可能である。
あらかじめ、EXCEL等で外貨預金帳を作成し任意の場所に保存
ツカエル経理のツールメニューの「関連ファイル管理」で、上記ファイルを登録
作業ファイルに登録された外貨預金帳はここから起動できる