平成21年12月22日閣議決定「平成22年度税制改正大綱」の23ページに「致酔性」という漢字が出てくる。多分「ちすいせい」と読むのだろうと推測しているのだが、辞書を引いても載っていない。ずっと気になっている。
どういう文脈で出てくるかというと、今後酒税のあり方である。「類似の酒類については、基本的に致酔性の観点からアルコール度数に着目した税制とすることを検討します。」とある。
どうも、酔っぱらうことは良くないことで、良くないことには税金をかけるというのが、この税制大綱の考えのようだ。
この数行前に「たばこ・酒税は-省略-これまで安易な財源確保として用いられてきました。-省略-このようなあり方は望ましいものではありません。」と酒飲み、愛煙家が喜びそうな言葉がある。
ところが、この後が「たばこ税については、国民の健康の観点から、たばこの消費を抑制するために、将来に向かって、税率を引き上げていく必要があります。」である。結果として、この10月1日から1本あたり5円程度の値上げとなる。
要点をまとめると、これまでは安易な財源策として、酒税・たばこ税を位置づけてきたが、これからは「国民の健康」という視点から酒税・たばこ税を位置づけるということのようだ。
どうもこれは、しっくりこない。財源策を考えるのは国家の役割であり、むしろ「安易な財源策」のほうがしっくりくる。
家族に「飲み過ぎはよくない」とか「タバコはやめて」といわれるのとは、わけが違う。