経理ナビ出納帳
経理ナビでは帳簿オプションを使うと格段に使う勝手が良くなるので、私どもの事務所では、これを使うことをお勧めしてしています。
帳簿オプションを購入(ダウンロード)すると現金出納帳や銀行帳、売上や仕入関係の帳簿が使えるようになりますが、今回は、
まず現金出納帳について。
キリの良いところからは間違い
「経理ナビで出納帳を始めましょう」というと次のような意見?などに出会いますが、いずれも間違っていると私は思います。
キリの良いところから始める。
経理ナビに移行するのでさかのぼって期首(個人なら1月から)
からつける。
これはそもそも出納帳が何のためにあるかという根本的なところで考え方が違うのです。
出納帳の目的とは
現金出納帳を何のためににつけるかという目的の第一は金銭管理です。今朝有ったお金から使ったお金を差し引きしたものが手元に有るはずです。
これを確認することが出納帳記帳の目的です。ここで必要なデータ項目は(1)今朝いくらあったか、(2)今日の入金は?(3)今日の出金は?
の3項目です。
金銭管理が目的だとすれば、キリのよいところから始める必要はないのです。金銭管理は必須の業務ですから、日常的にやっておく必要がある、
キリのよいときから始めるという性格のものでありません。「キリのよいとき」という場合、決算が終わったらとか、
来月1日からとかを意識した言葉だと思います。
この考えも間違っています。
過去の取引は残高にすべて凝縮されている
今、手元にあるお金はいくらでしょう?これが現金残高です。この残高は会社を始めて以来のすべての入金と出金の差額です。
過去の入金と出金フローすべてが凝縮されたものが手元の残高です。これからの金銭管理を考えれば、今、
手元に有る残高からスタートすればよいのです。
期間損益計算と現金出納帳
しかし、いかに現金残高に過去のフローが凝縮されているからと言って、過去のフローが分からなければ、今年の決算書は作れません。ここは、
今まで、やっていた方式の金銭管理が記録されたものを使うしかありません。これは、会社によっては手書きの出納帳であったり、
会計ソフトのデータかもしれません。現金出納帳の目的の二番目はフロー(入金や出金の動き)の記録を残して「会計帳簿」
にデータを渡すことです。
経理ナビの出納帳は「作る」のはなく「出来ている」
会社は法令の規定が有る無しにかかわらず金銭管理はやっているし、必須です。
同時に法令上の義務である決算のためにも帳簿を作成する必要があります。経理ナビの出納帳は、「作る」のでなく「出来ている」
と考えると分かりやすいと思います。思い切って「帳簿をつける」という作業をやめてみましょう。カレンダーから「出金」や「入金」を登録し、
一日の最後に帳簿を開いてみてください。残高が計算された帳簿が出来ています。ここで、手元の現金と確認してみてください。
もちろん、取引数が多い会社は、これでは間に合わないかもしれませんが、思い切って「帳簿はつけるものでなく、出来ている」
と割り切ってみるのも一つの方法です。
経理ナビの帳簿を「会計」に送る
出納帳の目的の二番目、入金と出金フローのデータを会計に送って集計しなければ、決算はできません。この点では経理ナビは「仕訳書き出し」
機能があり、テキストデータを会計ソフトに送ることができます。この段階になると「会計」特有の知識が必要になるものもあります。しかし、
日付、支払先、金額、支払の内容がきっちりと記入されていれば、会計データへの変換は必ずできるので安心です。上記の項目は、
金銭管理という点からも必須の項目です。経理ナビで金銭管理を始めた日からのデータを会計に送ればよいのです。